2020年新型コロナウィルスの感染拡大により多くの日本企業が、インバウンド需要の消滅、サプライチェーンの断絶などにより業績が悪化し、予測が立たない厳しい状況下での舵取りが経営者に求められています。

ICTに目を向けると、リモートワークの浸透など、投資対効果では導入の進まなかったインフラストラクチュアーが、必要コストとして認知され、急速に拡大し作業効率の格段の向上が実現されました。今後も新規ビジネス拡大局面においてICTの活用が必要となる事は疑いを持ちません。

一方、企業基盤を支えるための基幹システムの領域では、ERPパッケージの活用が日本で始まって25年が経過していますが、必ずしも有意義な活用が出来ている状況とは言えません。そこに「2027年問題」と言われる、世界一のシェアを誇るSAP社のERPパッケージのサポート終了が重なり、限られた期間に手を打つことが必要となっています。

日本の企業がこれらの難局を乗り越える為に必要なご支援を提供できる企業として、TMRコンサルティング株式会社を立ち上げました。SAP社のERPパッケージの導入や再構築に必要なプロジェクトマネージメントを中心とした構築支援サービスの提供から、DX推進などに必要なERPの周辺システムの企画構想の提供などで、日本の企業をご支援する所存です。

“Total Mass Retain(TMR)”化学の領域では古典的な法則に基づく考え方ですが、企業の持つリソースは全体的な質量が増加することがなくても、企業理念・フィロソフィーに基づき、ICTを梃子として活用することにより企業の発揮するパワーを最大化することが出来るという思いを込めて社名にこの言葉を入れました。ICTの力で企業価値を向上させるお手伝いを実施し、明るい社会の構築に貢献することをお約束いたします。

代表取締役  岡田 健